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ラング「解析入門」第4章§3(加法公式)

book image ラング「解析入門」練習問題の解答解説
ラング「解析入門」練習問題の解答解説第04章 正弦と余弦
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§3では,sin, cosの加法定理(この本では加法公式と呼んでいる)を証明し,簡単な応用を例示している.

加法定理は高校の数学で学習するので,シンコスコスシン、コスコスシンシンと呪文のように公式を丸暗記したかもしれない.

tanの加法定理は,第14章§6(arctanのテイラー展開)で練習問題になっている.

問題の解答

問題1~3では,本文中の例の類題として,有名角の和や差で表される角のsin, cosの具体的な値を,加法定理を使って求める.最後の2問は有名角なので加法定理を使う必要はないのだが.

問題4~6は,加法定理を使って倍角公式や半角公式を証明する.これも高校の数学でおなじみである.最後にn倍角のsin, cosが,もとの角のsinやcosのべきの和で表されることを証明する。これにより,任意の整数nに対して「n倍角の公式」が存在する,ということになる.

問題7~8は積和公式(sin, cosの積を和に変換する公式)の証明と応用.和積公式とともに高校の数学に顔を出すが,覚えにくい公式.

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この記事を書いた人
Windcastor

理学部で物理を専攻。好成績で大学院に進学し修士号を取得。
高校時代の得意科目は化学・数学・国語。
現在も企業で働くかたわら、数学や物理を続けています。
「考え方と解答過程を丁寧に説明する」をモットーに、大学の教科書の『穴』を埋めたいと思っています。
ラング『解析入門』をはじめ、大学初年級の教科書を中心に扱います。

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