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ラング「解析入門」第3章§3(極限)

book image ラング「解析入門」練習問題の解答解説
ラング「解析入門」練習問題の解答解説第03章 微分係数,導関数
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§3では,§2で半ばなし崩し的に使った極限について,振り返る節となっている.
とはいうものの,極限の概念は「直観的に明らかだろう」となっており,その後特に証明なく以下の極限の性質が説明されている.
  • 和(差・積・商)の極限は,極限の和(差・積・商)に等しい
  • はさみうちの原理
直観的な定義でこれらを証明することはなかなか難しく,「明らか」となっているが,付録2でε-δ論法とともにこれらの性質が証明されている.

問題の解答

問題はすべて,多項式関数と分数関数の導関数を定義に従って求めつつ,一つ一つの計算ステップに,極限の性質のどれを使っているのかを指摘させるというもの.
簡単だが,ちゃんと書くのはとても面倒で,極限と四則計算の交換をいかに当然のこととして無意識にやっているかを痛感させられる.
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この記事を書いた人
Windcastor

理学部で物理を専攻。好成績で大学院に進学し修士号を取得。
高校時代の得意科目は化学・数学・国語。
現在も企業で働くかたわら、数学や物理を続けています。
「考え方と解答過程を丁寧に説明する」をモットーに、大学の教科書の『穴』を埋めたいと思っています。
ラング『解析入門』をはじめ、大学初年級の教科書を中心に扱います。

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