ラング「続解析入門」は,多変数の微分積分学の教科書です。
まず,高校レベルのベクトルと空間図形の復習から始まります.
そこからベクトル場の微分,線積分や面積分・重積分、さらにグリーンの定理へと,ベクトル解析の初歩に歩みを進めます.
最後に微分の応用として多変数関数の最大・最小、テイラー展開、そして積分の変数変換を論じます。
ヤコビアンやヘシアンの取扱に必要な線形代数の初歩や行列式についても3章を割いて説明しています.
この本の持ち味は,直感を重視した丁寧な説明です.高校生や文系で数学を必要とする人も微分積分学やベクトル解析の基本を身につけられるでしょう.
一方、ところどころで証明が省略されているため,数学を専門とする人にとっては物足りないかもしれません.
練習問題が多数収録されていますが、巻末の解答は一部の対する答えのみが載っています。
定価は3,800円。「解析入門」と合計して9,180円ですからちょっと高いですね。
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