第7章は逆関数を扱う.
まず逆関数の定義と存在条件を確かめ,次に逆関数の導関数の公式を求める.
最後に,三角関数の逆関数を定義する.
§1 逆関数の定義
§1では,逆関数を定義したあと,中間値の定理を使って逆関数の存在条件を証明する.
練習問題の解答
問題は,逆関数が存在する条件と範囲を確認するもの.
本文最後の「多くの場合,このような逆関数の形を具体的に書き表すことはできない」から示唆されるように,逆関数そのものを求めることには重きをおいていない.
主な定理と公式
逆関数の定義と存在
をある区間のすべてのに対して定義された関数とする.
もし,のそれぞれの値に対して,となるようなが定義域の中にただ一つだけ存在するならば,に対してとなるようなを対応付ける関数を定義できる.
を,の逆関数という.逆関数は,を入れ替えて,と書くことが多い.
- ある閉区間で強増加または強減少の関数は,その区間で逆関数を定義できる.
中間値の定理
を閉区間で定義された関数,をとの間にある値とする.
このとき,となるようながに存在する.
(との大小は問わない.でもでもよい)




