§4では,三角関数の微分公式に触れ,現実の問題への応用についても例示されている.
$\sin h/h$の極限の証明は§5に回し,まずは計算できるようになろうという建てつけ.
問題の解答
問題1~9は,三角関数の合成関数を取り上げた微分の計算練習である.
問題10~16は,三角関数の傾きを求める問題と,接線を求める問題である.方法は多項式関数の場合と同じである.なお,問題16(h)はちょっとした遊び心で,接線を定義できないケースを取り上げている.
問題17~19は,図形や現実の問題への応用として,sin, cos, tanと合成関数の微分を駆使していろいろな速度を求める問題.問題17と19は,本文の例と似たような問題なので簡単に解けると思うが,問題18は半分は物理の問題みたいなもので,円運動の速度や速度の分解について知らないと難しいだろう.
 



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