§2では平均値の定理を証明する.練習問題はない.本文で,ロルの定理の証明の補充を練習するような記載があるが,正⇔負・最大⇔最小の入れ替えに過ぎないので省略した.
§3で,平均値の定理の応用として,関数の増減判定,極大・極小の求め方,微分を使った不等式の証明,現実の問題への応用が一気に説明されている.高校で文系だった場合,平均値の定理は出てこないので,§2~3の内容は初めてだろう.
この本の用語の癖みたいなものだが,増加と強増加を明確に区別している.解答では基本的に増加という用語を使い,特に必要な場合にのみ強増加とした.
問題の解答
このあたりから計算が面倒な問題が混じってくる.特に問題26~27の三角形の問題は,例3の長方形の場合とは計算の面倒さはだいぶ違う.また,三角関数のマクローリン展開・零点の個数の上限・三角形の問題は,こういう応用もあるんだと思える…,といいなあ。
 



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