この章では,微分を用いて関数のグラフを描く方法を「組織的に」研究する.
序では,そのやり方として,以下の状態に着目するとなっている.
- 座標軸との交点
 - 臨界点
 - 増加する範囲
 - 減少する範囲
 - 最大点および最小点(極大点および極小点を含む)
 - $x$が正または負で非常に大きくなる時の状態
 - その近くで$y$が正または負で非常に大きくなるような$x$の値
 - 曲線が下に凸あるいは上に凸である範囲
 
§1では多項式や多項式の商の無限大の極限を取り上げる.上記の「$x$が正または負で非常に大きくなる時の状態 」になる.
問題の解答
問題は,ほとんどが多項式やその商の極限だが,三角関数を絡ませ,はさみうちの原理を使うべき問題もある.問題19~20はちょっとした応用.
 



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