§3では,関数のグラフの凹凸を取り上げている.
第2次導関数を使って上に凸・下に凸を調べる方法のことである.
本文では,まず,上に凸・下に凸という状態と,第2次導関数の関係を図形的に把握する.
次いで、上に凸・下に凸の明確な定義を与え,第2次導関数との関係を,平均値の定理を用いて証明していく.
最後に,上に凸・下に凸を微分によらず定義する方法が出てくる.これは以後の練習問題で時々使うことになる.
問題の解答
問題は,まず,§2で大量に出てきた関数について,改めて凹凸と変曲点を調べるという,これまた大量の練習になっている.
量が多いうえに,分数のべき乗の問題はなかなか計算が大変で,三角関数も2次導関数の正負が目まぐるしく変わるため,間違いやすい.
その後,本文の定理の証明で省略した箇所の補充や,定理の応用となる.
 



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